ひのきの家、夏目です。
浜北区M様邸のセルロースファイバー断熱工事が始まりました。
この断熱材の特徴は
調湿・断熱・防音・防虫・安全・です
断熱材で住宅の寿命が決まる!?
住宅の寿命に大きく影響を及ぼすのは内部結露!
諸説ありますが、一定の温度差が生じれば結露は必ず発生するもの(自然現象)と考えています。
見えない壁の中で結露が発生し、断熱性能を低下させ、構造体を腐らせ、カビが発生しアトピーなどの原因にもなります。
セルロースファイバーには水分の吸放湿性能(調湿性能)があります、湿度が高いときには湿気を吸い取り、乾燥しているときには蓄えた湿気を吐き出し、壁内結露防止と共に、お部屋の中は快適な湿度に保たれます。
壁の中に吹き込んで施工しますので、まずは不織布(シート張り)作業です。
セルロースファイバーは専門の職人さんにより施工されます。
小屋裏収納の内部、細部までビッチリ施工します。
各所 コンセント、スイッチ周りや吸気口、エアコン用も先行して施工。後で壁に穴を空けて断熱、気密が低下する心配も無し♪
壁内部は吹き込み、天井は200mm積もらせますので天井埋め込みダウンライト周囲はしっかり養生します。
すべて貼り終えたら、この量のセルロースファイバーがスタンバイ!
断熱、気密、施工後のずり落ち防止の為、壁内部はパンパンに施工します
セルロースファイバーの良くない噂話し(垂れ下がる、ずり落ちる)
職人さんに聞いてみました、これ将来ずり落ちたりしないですよね~?(夏目)
ありえません!!!(職人さん)即答!
根拠は密度と施工精度。(頼もしい)
通常、㎥/55㎏±5㎏に対し、㎥/70㎏±5㎏で計算し搬入。安心の密度。
下の機械に入れホースで送り出します。
これ(下)を細かくしたものがホースから出てきます。
材料は古紙(新聞紙)が原料
流通された古紙ではなく、売れ残った新聞のみを使用しています、品質保持と古紙の汚れなど不純物が混ざらない為。地球環境にやさしく、とってもエコ。
上から下へ~♪
下から上へ~♪
1つの面に吹き込む場合も数か所から吹き込み均一な密度に♪
このパンパン具合♪写真だと分かりずらい?
高い安全性と【防虫・防カビ】性能について
特に白アリやゴキブリに有効~!
以前に紹介させていただいたホウ酸!セルロースファイバーにもホウ酸化合物を含んでおり、米国では害虫駆除断熱材として登録、認可を受けているほど。もちろん人間には無害、小さなお子さんやペットのいるご家庭でも安心して使えます。
優れた調湿性能に防虫、防カビ!これが壁、屋根、天井に、安心です。
そして
また来た~!!!
トラックが到着、セルロースファイバー!こんなに入るのかな?と思う量!
しかし計算済です。
狭~い隙間には手!
まだ入る、まだ入ると言いながら、しっかり詰め込んでいきます。
現場では雪景色?
職人さんの顔にも
その顔いい、ブログに載せるからこっち向いて~?(夏目)
えっ~!!!???(職人さん)
カシャ♪
一所懸命に真剣に施工中、大変失礼しました。
でも、いい写真が撮れ、ありがとうございました。
建物と健康を守る断熱材
今回は調湿、防虫、防カビ、安全性能についてですが、その他にも防音、吸音、断熱、防火など優れた性能を持つ断熱材(セルロースファイバー)
一般的な断熱材に比べてコストは高めですが、十分に価値はあります。
もう少し作業が進みましたら予約制の現場見学会も予定しています。
耐震、耐久、自然素材、パッシブデザインに興味のある方は是非お申込み下さい。
オリジナリティー満載の間取りも必見です。
ひのきの家、夏目です
だんだんと外周りができてきたM様邸
現場に着くと、まず目に入るこの角度
ん~カッコイイ
もう少しできるとよく分かるのですが・・・
別の角度もGOO、
住宅は中身が重要ですが外見も重要。だと個人的には思います
カッコイイ家→自分の家が好きになる→大切に扱う→長持ちする
と言う理論?
で
本日は白アリ対策工事!
防蟻処理の薬品にも、いくつか種類があるのです。
今回、取り扱うのは「ホウ酸」処理!!!
現場に到着準備開始~
ホウ酸の特徴はなんと言ってもこの2つ
■ 効果が持続(半永久的)
一般的な薬品散布は効果が3年~5年に対しホウ素は揮発や分解によって滅失することなく効果が半永久的に目減りしません。
■ 高い安全性
ホウ酸!と聞いてゴキブリ団子を思い出す人も多いかもしれませんが、ホウ酸は哺乳動物には無害で腎臓機能を持たない害虫には厳しく作用します。
ホウ酸は身近なところではコンタクトの保存液や目薬、ワインなどにも含まれています。
※ 万が一、口に含んでしまっても問題なし
これ、白い粉状。
白い粉のままだと木材に浸透付着しないので水に溶かせます
ん!????
水に溶かしたホウ酸の中に棒状のヒーターが!
昔、熱帯魚の水槽で使ってた~、と言ったら、そう!それと同じ原理とのこと
これで温め水温を上げると、よりよく混ざるのだとか。
通常の防蟻処理は土台、大引、根太、柱下1.0Mのところですが
ホウ酸処理は建物外周の木材をぐるり!とすべてやります。
外壁ダイライトには付けません。
この後、建物内部、柱、梁、桁、一本づつ丁寧に施工します。
おまけに地盤も建物外周をぐるり。
建物の外と中にホウ酸のバリアをつくる感じ
これは効果抜群!
温暖湿潤な気候を好むシロアリの被害が深刻化していた米・ハワイ州では1992年からホウ酸防蟻処理が始まり、現在では100%のシェアを占め、シロアリ問題が解決したといいます。
日本で(浜松市)?ホウ酸防蟻処理が開始されたのが2010年頃?
この時間差!
しみじみ感じます。
一般の防蟻処理にくらべ、コストは高めですが、自然環境、人体、家を末永く守ります。
浜北区M様邸では外壁下地材(ダイライト)の施工中でした。
大工さん二人で作業、一枚がなかなか重いんです
この耐力面材(ダイライト)は、とても優れもの、中でも透湿性。
木材を腐らせる壁内結露を防止。
壁内部に溜まった湿気を外部通気層より素早く放出してくれます。
透湿抵抗値が大きい(透湿性が無い)と壁内結露を防止できなかったり、耐力面材が湿気を含みブクブクに・・・
強度、耐震性にも影響がでてしまいます。
そのほか
高強度壁倍率3.0倍で万一の災害にも優れた強度を発揮します。
ダイライトは土台や柱の「ひのき材」同様に白アリにも効果抜群!
合板と違い、白アリが食料とする成分を含んでいない無機質素材で防蟻性にも優れています。
徐々に壁が張られて形が見えてきました。
全ての面を張り終えた後に透湿防水シートと外部通気層を施工し、仕上げの外装材。
建物内部は、まだまだこれからです。
岡野棟梁がコツコツと作業中。
今後施工します断熱材セルロースファイバーも優れもの。
またご紹介いたしますね。
木造住宅にピッタリと合った素材と工法で構造躯体も呼吸する高耐久住宅!
ひのきの家、夏目です。
先日の大安吉日に浜北区にてM様邸上棟工事が行われました。
天気予報を見ても、当日の天候が読めなかった一週間。
M様にとって記念となる日。
岡野棟梁とも相談し工事の日程変更や様々のパターンをご提案し、M様に当日の最終判断を委ねました。
そして、予定通り工事決行。
このご決断に天気予報ではなく、天気図から予想していた岡野棟梁も賛成!
M様にとって工事日程や準備など大変ご苦労された一週間だったと思います。
工事開始!
現場では様々な声が飛び交い作業が進んで行きます。
時折、静かになると。
下、写真は「下げ振り」という道具を使い、柱の垂直を見ています、真剣な表情で、もうちょと、あ~行き過ぎた、ちょっと戻って、はいOK!。とか・・・
「下げ振り」糸に重りを垂らして垂直を見るものですが、写真は「防風下げ振り」風の影響を受ける事なく正確、スピーディーに進んでいきます。
午前中の作業を終えた途端。
急に雨が降り出し、風がでてきました。大工さんたち急いでテントに避難すると、このご馳走!!!
大工さん達の笑顔がすべてを物語っています。
熱々、スパイシーで華やか!ボリュウム満点。
さすが大工さん。この量でもほとんど完食!
私も、おいしくいただき、ご馳走さまでした。
お昼休憩が終わると雨も止み、予定通り作業再開。
途中何度か雨に降られましたが無事にここまで。
雨風が強く、旗がバタバタと音をたててなびくほどに。
棟を上げたところで本日の作業終了~。
無事上棟することができました。
雨養生を完了し、片付け清掃。
17:00過ぎ、うその様に雨が止み、またしても予定通り上棟式へ。
ここで、岡野棟梁は「神主」へ。
大工作業着ではありますが立派な祝詞を上げていただきました。
職人さんM様ご家族みんなで乾杯♪
当日は棟梁をはじめ計8人の精鋭チームで無事上棟、お疲れ様でした。
また近隣の方々、当日お心遣いをいただき誠にありがとうございました、今後ともよろしくお願いいたします。
さて、ここから本格的に工事が進んで行き、今までは事務所での打合せも「現場」に変わっていきます。
図面では分からなかった事も見えてきたり、少々大変ですが家づくりを楽しんでいただきたいと思います。
M様大変な一週間、本当にお疲れ様でした、上棟おめでとうございます。